【地震情報】新潟県の被害 21人がケガ 建物被害は86棟に 高速道路は通行止め区間なし

1月1日、新潟県内で震度6弱を観測した地震について全域に出ていた津波注意報は2日午前に解除されました。交通などライフラインへの影響は続いています。
1月1日、新潟県内で震度6弱を観測した地震について全域に出ていた津波注意報は2日午前に解除されました。交通などライフラインへの影響は続いています。

1日午後4時過ぎの地震で県内では長岡市で震度6弱、三条市・柏崎市・見附市・南魚沼市・刈羽村・糸魚川市・妙高市・上越市・新潟市・燕市・阿賀町・佐渡市で震度5強を観測しました。

津波は最大で柏崎市鯨波で40センチ新潟市と佐渡市鷲崎で30センチを観測しました。

県は1日に14の市と町に災害救助法を適用。2日午前には3回目の災害対策本部会議を開催し、被害の情報などを共有しました。

【花角知事】
「被害情報の把握県民への情報発信に努めるとともに全力を挙げて被害の応急対応にあたっていただきたい」

県のまとめではこれまでに上越市や長岡市など合わせて21人が軽いケガをしているほか、86棟の建物に被害がでています。

東京電力・柏崎刈羽原発では複数の原子炉建屋で燃料プールの水が溢れましたが、放射線量のモニタリングで異常はみられていません。

上越新幹線と北陸新幹線は一部区間で2日も始発から運転を見合わせていましたが、午後4時までに全線で運転を再開しました。

一方、在来線は広い範囲で現在も運転見合わせが続いています。

高速道路はひび割れなどの被害が複数確認されましたが、午後5時現在ですべて通行止めは解除されています。

また、土砂崩れなどにより国道8号の上越市茶屋ケ原、国道116号の新潟市西区新通ICと亀貝ICの間で通行止めとなっています。

東北電力ネットワークによりますと、午後5時現在、新潟市西区で約30戸で停電しています。

また、新潟市と佐渡市の一部地域で断水や水が出にくくなる減水が発生していて、臨時の給水所が設置されています。

新潟市の西区を中心にガス漏れも発生しています。最終更新日:Tue, 02 Jan 2024 17:13:52 +0900