5日に開かれた新潟商工会議所の新年祝賀会。
新潟県内企業のトップ約500人が集まり、新年の幕開けを祝う中、経営者からは元日に発生した能登半島地震の影響を懸念する声も聞かれました。
【金融業】
「1日に震災があって、不確定要素が大きくなっていると思う。これから徐々に影響が出てくるだろうと覚悟している」
地震の影響による景気の落ち込みなど不安材料がある一方で…
【旅行業】
「インバウンドが戻ってきて、かなり需要が戻ってきている。さらなる売上・利益アップに期待している」
【製造業】
「生コンクリートを製造している。昨年は官公庁からの需要が厳しかった。今年はそのあたりに動きがあると聞いていて希望を持っている」
新型ウイルス5類移行でインバウンド需要は引き続き伸びており、旅行業者からは期待の声が聞かれます。さらに今年注目されるのが…
【旅行業】
「佐渡金山も世界遺産を目指すということで、決まれば盛り上がる」
【製造業】
「新潟駅前も新たに整備され、その流れでの需要喚起がこれから出てくるのではと期待している」
今年夏の世界文化遺産登録に期待のかかる佐渡島の金山にも熱い視線が注がれるほか、今年の春に駅直下バスターミナル、そしてCoCoLo新潟の開業を控える新潟駅周辺でチャンスを伺う業界も。
こうした中、新潟商工会議所の福田勝之会頭は…
【新潟商工会議所 福田勝之 会頭】
「国内の投資が活発化するとともにデジタル社会の移行が進み、持続的な賃上げにつながるということを期待している」
去年12月、賃上げの促進に重点を置いた来年度予算案が閣議決定される中、経営者たちに賃上げを呼びかけました。
ということで賃上げについてトップを直撃です!
【人材派遣業】
「ガンガン上げる。もっともっと賃金も中小企業は上げていくという覚悟を持たなければいけない」
【旅行業】
「業務に見合った形で賃上げし、給与に反映したいと思う」
【金融業】
「やっていかなければいけないことなんだろうなと思っている。一つの目安は3%前後ではないか」
【製造業】
「(好材料を)確かなものにして、賃上げにスライドしていきたい」
多くの企業が賃上げを予定しているまたは賃上げを目指すという働く側からするとうれしい結果に!
多難なスタートとなった2024年ですが、前向きな出来事も予定される中、果たして賃上げは実現するのか…県内企業トップの舵取りに注目です。最終更新日:Thu, 11 Jan 2024 19:12:55 +0900