ヒラメやカニなど旬を迎えている海の幸が多く並んだ1月22日朝の新潟市中央卸売市場。
中でもこの時期におすすめなのが「ヤリイカ」です。
【山津水産養魚課 小出大輝さん】
「この時期のヤリイカは産卵期を控えていて、栄養を非常に蓄えている。大型のヤリイカの入荷が増えていて、この時期しか食べられないサイズになっている」
スルメイカが「夏イカ」と呼ばれるのに対し、冬にとれるヤリイカは「冬イカ」とも呼ばれ、刺身に適した身のやわらかさが特徴です。
【山津水産養魚課 小出大輝さん】
「ヤリイカはスルメイカよりも身がやわらかいので、食べていて甘みを強く感じることができるイカになっている」
イカの需要の高まりなどから価格は例年より1~2割ほど高くなっていますが、1月に入ってから漁獲量は安定してきたと言います。
一方、1月1日の能登半島地震の影響を影響を受けているのが…
【記者リポート】
「この時期、旬を迎えているのは寒ブリです。ただ、このブリは金沢港とありまして、地震を機に金沢港から来るブリは水揚げ量が減ってしまったといいます」
【山津水産養魚課 小出大輝さん】
「最も被害の大きかった輪島市では、ブリの水揚げ量が非常に多い場所。漁協・漁船ともに、ほぼほぼやられてしまった」
漁協によっては地震の影響で漁に出られず、水揚げできない状況が続いていて、石川県からのブリの入荷量は去年の同じ時期に比べて7~8割落ち込んでいるといいます。
【山津水産養魚課 小出大輝さん】
「私たちにできるのは、漁師さんがとってきた魚を食べるというのが最も重要だと思っているので、金沢・石川県内でとれた魚というのをどんどん販促して、皆さまに食べていただけるようにしていきたい」最終更新日:Mon, 22 Jan 2024 19:16:19 +0900