聖籠町に店を構え、アンティーク調のソファや照明が印象的なキッチンひまわり。
【長谷川珠子アナウンサー】
「店内はレトロで喫茶店のような素敵な雰囲気。マスターコーヒーを1つ!と言いたいところですが、こちらにはある珍しい人気メニューがあるんです」
ロシアの伝統的な家庭料理ボルシチ。お肉や野菜がゴロゴロと入ったスープはビーツの色が溶け出していて鮮やかな赤色です。
さっそく頂くと…
【長谷川珠子アナウンサー】
「野菜の甘みが溶け出したまろやかなスープに酸味の効いたサワークリームアクセントになって美味しい」
ボルシチを作っているのは曽我雅之さん。妻の寿江さんと二人三脚で店を切り盛りしています。
妻・寿江さん:
「お互い励ましてあってまぁ喧嘩もしますけど(笑)」
夫・雅之さん:
「しょっちゅうしますよ」
妻・寿江さん:
「年々年取ってくると頑固になってくるからねお互いに」
夫・雅之さん:
「ありがたいですね、俺みたいなやつを支えてくれたから」
料理には雅之さんの人柄がにじみ出ているようで…
妻・寿江さん:
「お客さんも優しい味だなんて言ってくださいますね」
優しい味と評判のボルシチ、色の源ビーツは切ったものとすりおろしたものの2つを使い分けています。
夫・雅之さん:
「煮ていると色が全然飛んじゃう。今はこんなに綺麗なのにくすんだ色になる。仕上げはすりおろしを入れ、スープを鮮やかな色にすると」
にんじんや玉ねぎなどの野菜と牛肉を火にかけそこにすりおろしたビーツを加えると色はさらに鮮やかに!最後に自家製サワークリームを乗せれば完成です!
【三重からの客】
「寒い時期は体あったまるのでいつも食べてます」
【客】
「ビーツの味がすごく効いてて野菜の甘みもあって美味しいボルシチ」
結婚から40年を迎えた2人。これからも一緒に地域の胃袋を支えていきます。
夫・雅之さん:
「2人でようやく一人前なのであとはお互い体を労わりながら長く続けたらいいなぁと思います」
妻・寿江さん:
「もう一度食べてみたいと記憶に残る食べ物を希望していますね」最終更新日:Wed, 20 Mar 2024 19:05:42 +0900