海で訓練中の消防士死亡 第三者委が4月に報告書提出へ「十分な調査・検討はした」【新潟・柏崎市】

新潟県柏崎市の海で訓練中の消防士が死亡した事故で再発防止に向けた第三者委員会が3月22日、4回目の会合を開き、報告書のたたき台を作りました。
新潟県柏崎市の海で訓練中の消防士が死亡した事故で再発防止に向けた第三者委員会が3月22日、4回目の会合を開き、報告書のたたき台を作りました。

この問題は去年10月、柏崎市の海水浴場で水難救助訓練に参加していた柏崎消防署の消防士長が溺れ死亡したものです。

第三者委員会は、これまで訓練で使用した潜水資機材の点検や一緒に訓練に参加した職員へのヒアリングなどを実施。

事故原因について〈使用した資機材/安全管理体制/訓練の実施方法/個人の適性〉の4つの観点から分析し、再発防止策を議論してきました。

この日はこれまでの議論を踏まえ、報告書のたたき台を作成。4月に報告書を取りまとめ、消防本部へ答申する方針です。

【事故調査・再発防止検討委員会 小林彰 委員長】
「事故に至る原因について、個別に全部検討して、こういう問題があったなというところまでは拾い上げてある。ご遺族に納得していただけるかどうか分からないが、遺漏のない形で十分な調査・検討はしたと思っている」

柏崎市消防本部は「答申を踏まえ、水難救助計画の改善を図る」としています。最終更新日:Fri, 22 Mar 2024 18:57:15 +0900