新潟県の地価は二極化鮮明に 新潟市の住宅地の上昇率拡大も…農村部・豪雪地帯は下落傾向

土地を取り引きする際の目安となる地価の調査結果が公表され、新潟県内の全ての用途の平均は29年連続で下落しましたが、下落率は縮小しています。
土地を取り引きする際の目安となる地価の調査結果が公表され、新潟県内の全ての用途の平均は29年連続で下落しましたが、下落率は縮小しています。

今年、県内では434の地点で地価の調査が行われ、全ての用途の平均はマイナス0.5%と29年連続の下落となりましたが、下落率は0.2ポイント縮小しました。

【記者リポート】
「住宅地で価格上昇率が最も高かったのがこちらの新和4丁目です。あちらではアパートの建設も行われています。」

住宅地で最も上昇率が高かった新潟市中央区新和4丁目は1平方メートルあたり11万7000円と5.4%上昇。

生活利便性が高く、新駅「上所駅」の開業も控えていることから、今後への期待感があり、需要が堅調だということです。

また、住宅地では新潟市で上昇率が拡大したほか聖籠町で下落から横ばいに。9つの市で下落幅が縮小しています。一方、人口減少・高齢化が進行する農村部、豪雪地帯、離島などが下落傾向で推移。8市村で変動率が同率、6市町で下落幅が拡大しました。

商業地については…

【記者リポート】
「今年も商業地で最高価格となったのは東大通1丁目です。新潟駅やCocloのリニューアルなどもあり、商業地としての土地の価格が上がっているようです」

JR新潟駅前の「新潟市中央区東大通1丁目」は、58万4000円で37年連続の1位となりました。最終更新日:Wed, 27 Mar 2024 19:29:44 +0900