議員辞職などに伴う衆議院の3つの補選に勝利し勢いに乗る立憲民主党。その背景にあるのが政治資金をめぐる自民党の裏金問題です。
【立憲民主党 泉健太 代表】
「自民党の裏金発覚以降、彼らの真相究明はおぼつかないし、処分は非常に中途半端。自民党自身が自ら真相を表に出さなければならない」
補選の勝利を次の衆院選の勝利につなげるべく、早期の解散を求めています。
【立憲民主党 菊田真紀子 衆院議員】
「自民党の敵失ということで、まだまだ立憲民主党に政権を託そうというところにはまだ行っていない。勝って兜の緒を締めて頑張りたい」
ただ、県内では選挙への影響も懸念される問題が残されています。
4月30日に開かれた県連の常任幹事会を連絡もなく欠席した梅谷守衆院議員。
選挙区内で去年7月以降、日本酒などを配っていたとして公職選挙法違反の疑いで刑事告発され、県警と地検が受理しています。
自民党には自ら真相を明らかにするよう求める一方で、立憲民主党に所属する梅谷議員が真相を語る機会は問題の発覚後、一度も設けられていません。
【立憲民衆党 西村智奈美 衆院議員】
「早急に本人からの説明を含めて、党本部の対応は必要だという認識に変わりはない。時間が経っても対応されていないということで、またきょう皆さんからも『とにかく早くやるべき』という話も出たので、改めて話はしたい」
党本部の岡田幹事長に対し、連休明けにも早期の対応を求めると話す西村県連代表。
自民党に求めることを党内で実践できなければ、有権者の不信の目は立憲民主党に向けられることになるかもしれません。最終更新日:Tue, 30 Apr 2024 18:40:20 +0900