ジェットフォイルが“クジラのような海洋生物”と衝突 乗員乗客にケガなしも…1週間前には体長約5mのクジラ水揚げ ジェットフォイルは3連休欠航も

2月21日正午前、佐渡汽船のジェットフォイルがクジラのような海洋生物と衝突しました。この事故によるケガ人はいませんでした。

2月21日正午前、佐渡汽船のジェットフォイルがクジラのような海洋生物と衝突しました。この事故によるケガ人はいませんでした。

2月21日正午前、新潟県佐渡市の両津港を午前11時15分に出港した佐渡汽船のジェットフォイル『つばさ』が「航行中にクジラのようなものと衝突した」と新潟海上保安部に通報がありました。

『つばさ』には乗員・乗客合わせて69人が乗っていて、海洋生物と衝突後、自力航行で新潟港に着岸。

10人に船酔いの症状が出ましたが、救急搬送された人やケガをした人はいませんでした。

ジェットフォイルと海洋生物の事故をめぐっては2019年3月、ジェットフォイル『ぎんが』がクジラとみられる海洋生物と衝突。80人が重軽傷を負いました。

一方、1週間前には、佐渡市両津地区で体長約5mのクジラが水揚げされていて、漁業関係者も不安を口にしていました。

【内海府漁業生産組合 本間信俊 組合長】
「これだけクジラが増えたり、イルカも入ってきている。世界遺産で来てくれる人の足を止めることがないように注意して航行していただければ」

佐渡汽船では船体の点検のためジェットフォイルを2便欠航。新潟港ターミナルでは、足止めされる人の姿も見られました。

【乗客】
「まさかこういう感じの事故になっているとは思わなかった」

新潟海上保安部などは今後、船体の損傷状況などを詳しく調査する方針です。

最終更新日:Fri, 21 Feb 2025 18:53:22 +0900