
新潟県の三条市立大学で最新の産業用ロボットが導入されたことを記念し、3月27日、セレモニーが行われました。一体どんなロボットが導入されたのでしょうか?
27日、三条市立大学でお披露目され、三条市の滝沢亮市長などとテープカットをしたのは最新の協働ロボットです。
小型で軽量化が進んでいる協働ロボット。狭いスペースで運用できるため、様々な企業や工場などで導入が進んでいます。
三条市立大学では、最新技術に触れてもらうことで学生の技術力を向上しようと、今年2月に2種類の協働ロボットを導入。
実際にロボットに触れた学生は…
【三条市立大学 松崎祥輝さん】
「僕は今までプログラミングとかそういったものをやったことがなくて、苦手意識を持っていたが、実際に触ってみたら、かなり動かすのが簡単」
この導入された協働ロボットの特徴の一つが“使いやすさ”です。
【記者リポート】
「導入されたロボットは、簡単なブロックコードを組み合わせることで、ベルトコンベアから流れてくるプラスチック製のテストピースを型にはめ込むなど細かな動作が可能です」
【三条市立大学 外石創太さん】
「色々こういう形があると思うが、基本的に形に対応した場所に入るので、丸の中には丸が入る」
ロボットは空気の圧力を利用して最大3kgの荷物を運べるほか、先端のアタッチメントを取り替えることで溶接などの金属加工もできるということです。
こうしたロボットの活用法を学ぶことで人手不足の解消や省力化に貢献できる人材の育成を目指します。
【三条市立大学 遠藤誠也さん】
「他のセンサーを使って、想定外のことがあっても対処できるようなプログラムであったり、冗長性のあるプログラムを作れたら」
【三条市立大学 松崎祥輝さん】
「筆とかを持たせて文字を書かせたり、実際に会社で使えるような制御動作ができるのかというような研究もしたい」
【三条市立大学 吉儀泰章 教務】
「従来の機械工作実習は、加工がメインの実習ばかりだったが、ロボットを導入することで、これから先、人手不足にも対応できるような人材の育成が可能になる」
三条市立大学では今後、機械工作実習を中心に協働ロボットを使う予定です。
最終更新日:Thu, 27 Mar 2025 18:54:27 +0900