
新潟市で桜の満開が発表される中、佐渡市では樹齢140年以上のソメイヨシノの下で小中学生などがお花見会食を楽しみました。
新潟地方気象台が去年より2日早く新潟市で桜が満開になったと発表した4月9日。
新潟市中央区のやすらぎ堤ではチューリップも咲き誇り、道行く人たちが春の景色を楽しんでいました。
一方、佐渡市両津地区の旧内海府小学校のグラウンドでは樹齢140年以上のソメイヨシノが咲き始め、地元の小・中学生や保護者など約30人がお花見会食を楽しみました。
“さっちゃん”の愛称で親しまれるこの古木は傷みが激しくなっていましたが、2021年に地元の人たちで挿し木などを行い、再び根をおろしたもの。9日は天候にも恵まれ、集まった人たちの会話にも花が咲いていました。
【小学生】
「太陽がまぶしくて目が痛い。そこがちょっと嫌だけど、まぁいいと思う」
【中学生】
「去年の4月に(佐渡に)来て、そのときは(雨で)体育館で食べた。きょうは雨も降らず、桜も咲いていてよかった」
【中学生】
「少しの桜の中でも春だなという感じがして、みんなとたくさん話しながら、おいしいお弁当を食べることができて楽しかった」
桜の古木が見守り続けてきた地域の絆。そこには春の景色とともに育まれていく確かな絆がありました。
最終更新日:Wed, 09 Apr 2025 19:22:59 +0900