
“花の島”とも呼ばれる新潟県佐渡市では、色彩豊かな春の花のほか、初夏の花も咲き誇り、人々の心を癒やしています。
青空のもと、潮風に揺られる春の草花。黄色の菜の花や鮮やかな紫色の花をつけたハマナスが海辺を彩り、佐渡市はまさに今、花ざかりを迎えています。
【地元の人】
「春が来たなと。寒い佐渡でようやく雪がとけて、明るい太陽ときれいな花が咲き乱れ、本当に天国のよう」
うららかな春の日を感じる一方で、初夏の風景を彩るトビシマカンゾウも顔をのぞかせはじめ、さんさんと降り注ぐ日差しに照らされていました。
そして、日没後、月明かりのもとで咲いていたのは優美なボタン。
金井地区の多門寺では“夜のボタン鑑賞会”が初めて開かれ、住職が丹念に手入れをした200株以上のボタンが訪れた人を楽しませていました。
【訪れた人】
「ずっとこのお寺にお世話になっているが、こんなにたくさん咲いたのを見たのは初めて。きれい、きれい。見事」
【訪れた人】
「心がすごく温かいなと思って。味わい深くて、心に残って感動した」
花びらが幾重にも重なるボタンや情熱的な赤色が目を引くボタンが暗闇に浮かび上がり、境内は幻想的な空間に…
【多門寺 土賀龍源 住職】
「夜のボタンは日中に比べて、とても神秘的で生命力がある。皆さんが喜んでいる姿は私も楽しく、うれしく思う」
多門寺のボタンの見頃は今週末までの見込みです。
最終更新日:Mon, 12 May 2025 19:06:37 +0900