
これから迎える本格的なマリンレジャーシーズンに増える海難事故に備え5月14日、海難救助のスペシャリストである潜水士と機動救難士の合同訓練が公開されました。
14日公開されたのは、第九管区海上保安本部所属の潜水士と機動救難士の合同訓練です。
彼らは船の転覆や座礁など海難事故が発生した際に最前線で人命救助に当たる海難救助のスペシャリスト!
勢いよく海面に飛び込むと、海難救助で必要となる切れたロープを結ぶ基本訓練や水深2mほどの地点にある20kgの重りを潜ってから持ち上げる訓練などを実施。
体力的にもきつい訓練にバディを組んで取り組み、互いの連携を高めます。
さらに、海難救助の現場で求められるのは、泳ぐ・潜る能力だけではありません。
【記者リポート】
「海難救助の現場では、ロープを使って船に乗り移るという技術がとても大事だということです」
時にはロープ1本で船に乗り移ることも…
この日はこのほか、障害物が多い転覆した船内に要救助者が取り残されていることを想定した救助訓練も実施されました。
【新潟航空基地 坂井郁海 機動救難士】
「必ず家に帰したいという思いで訓練しているので、皆さん安全に海を楽しんでもらいたい」
【第九管区海上保安本部 警備救難部 中條智 救難課長】
「夏のマリンレジャーシーズンを前に、管内の専門的救助勢力が合同で訓練することによって救助技術の向上と連携の強化を図ることができた」
第九管区海上保安本部は今後も合同訓練を実施し、有事に備える考えです。
最終更新日:Wed, 14 May 2025 19:14:24 +0900