

ニット製品の仕上加工を手がける新潟県加茂市のタカノセットが、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。
1990年1月に設立されたタカノセットは、地元ニットメーカーを主な顧客とし、2018年12月期頃までは多い時で約7000万円の売上高を計上した。
しかし、新型コロナ禍でニット製品の需要が減退し、展示会の中止も相次いだことで顧客となるニットメーカーの売上が減少。受注も減り、2020年12月期の売上高は約4400万円に落ち込んだ。
さらに、灯油を燃料とする加工工程で燃料価格高騰の影響を受け、価格転嫁も進まず、2024年12月期は約1000万円の赤字となり、資金繰りが限界に達した。
負債総額は約5100万円に上っている。
最終更新日:Wed, 04 Jun 2025 11:00:00 +0900