「自分事として考えて欲しい」横田めぐみさんの弟・拓也さんが姉の拉致された日や家族の葛藤を語る…母・早紀江さんが抱く夢とは 新潟・上越市

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの弟・横田拓也さんが8日、新潟県上越市で開かれた講演会で姉を含めた拉致被害者の早期救出への思いを語りました。

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの弟・横田拓也さんが8日、新潟県上越市で開かれた講演会で姉を含めた拉致被害者の早期救出への思いを語りました。

上越市柿崎区で開かれた講演会。講師を務めたのは、横田めぐみさんの弟で拉致被害者家族会の代表を務める横田拓也さんです。

拓也さんは13歳で拉致された姉との家族写真を見せながら、思い出とともに拉致があった日の記憶や拉致されてからの家族の葛藤について語りました。

【横田拓也さん】
「いま私たちに何をこの目が訴えているかということを自分に置き換えてこの写真を見て欲しい…」

めぐみさんとの再会を目指し救出活動の先頭に立っていた父・滋さんが2020年に亡くなって5年…帰国を果たせていない拉致被害者の親世代は母の早紀江さんのみとなりました。

【横田拓也さん】
「母・早紀江の夢は本当に小さな望みです。晴れた空で草原の上に2人で寝転んで空に浮かぶ白い雲を見て「やっと自由になれたね」という会話をめぐみとしたいと、それだけの夢を持っています」

早紀江さんの夢を叶えるためにも拓也さんは、「拉致問題を自分事として考え1人1人が拉致被害者を取り戻すという意思表示をしてほしい」と呼びかけました。

最終更新日:Sun, 08 Jun 2025 18:08:30 +0900