
拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんを支援する団体が6月10日、国会周辺で“沈黙の行進”を行い、親子の再会を実現させるよう訴えました。
雨の降る中、国会周辺で“沈黙の行進”を行ったのは、拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんが暮らす川崎市のマンションの住民からなる『あさがおの会』のメンバーです。
【あさがおの会 森聡美 代表】
「本当にめぐみさんと早紀江さんの再会を実現させてほしいと思っている。それがほかの被害者が帰国できる手立てともなると信じて活動している」
横田めぐみさんの両親を近くで支えようと、2003年に設立されたあさがおの会。
沈黙の行進は政府や国会議員に拉致被害者の早期帰国を訴えようと、10年前から実施しています。
6月5日で父・滋さんが亡くなって5年。10日は、「めぐみを助けてください」の言葉とともに滋さんが撮影した写真を横断幕にして掲げました。
【あさがおの会 森聡美 代表】
「特に参院選があるので、そういったタイミングでもう一度、思い出してほしい。これは政府や国会議員だけではなく、国民の皆さんにも、もう一度、拉致問題の重要性を噛みしめていただければと思ってこの時期に開催している」
参加者は静かな訴えに強い思いをのせていました。
最終更新日:Wed, 11 Jun 2025 06:30:00 +0900