
佐渡市でろうそくの明かりの中で能を演じる「ろうそく能」が上演され、訪れた約180人の観客は、幽玄な世界に魅了されていました。
能の礎を築いた世阿弥が滞在したと伝えられる佐渡市の正法寺。
21日夜に上演されたのが、ろうそくの明かりの中で能を舞って世阿弥をしのぶ「ろうそく能」です。
20回目の節目となった今回は、なぎなたを手にして力強く舞う演目「熊坂」が披露されました。
【観客は】
「勢いがあって感動した」
スタッフの高齢化などを理由に主催者はろうそく能の上演を今年で一区切りとしていて、来年以降の開催は未定です。
【観世流能楽師 松木千俊さん】
「できればこれから先もどういう形になるか分からないが、ぜひろうそく能は続けられればと切に願っている」
訪れた約180人の観客は、長く受け継がれてきた貴重な文化を堪能していました。
最終更新日:Mon, 23 Jun 2025 12:20:28 +0900