
冬眠明けのクマの活動が活発となり、新潟県長岡市では4月、県内で今年度初めての緊急銃猟が行われています。山菜採りなど山を訪れる機会が増えるこのシーズンは、クマとの遭遇が心配される時期と言えます。
【松村道子アナウンサー】
「田上町の護摩堂山。去年6月にクマの出没が確認されたことを受けて設置された看板です。現在も引き続き注意を呼びかけています」
【訪れた人】
「(看板は)あったほうがいい。登る人には注意してもらわないと。事故が起きてからでは遅い」
山頂まで約40分と気軽に登山ができ、人気の護摩堂山。去年6月にクマが目撃され田上町は一時入山を規制したほか、その後も引き続き看板を設置し注意を呼びかけています。
【登山者】
「あまり人のいないときはやめようかなという感じ」
【登山者】
「(対策は)一応鈴くらいしか持ってきていない。自分が(クマに)会うと思っていないから。本当はそれがよくない」
冬眠明けのクマが出没し始める春。4月12日には長岡市で体長1mのクマ1頭が捕獲用のわなにかかっているのが見つかり、市が緊急銃猟を実施しました。
クマの生態に詳しく、野生動物との共生を目指し活動を行う『うぃるこ』の山本麻希社長は、春のクマに対する注意をこう呼びかけます。
【ういるこ 山本麻希 社長】
「春は、一般的にクマは山菜のようなもの、芽吹いたものを食べるが、どうしても人間も山菜を取りに山に入る。クマも同じようなものを食べに来ている。人間が山菜を摘むとき、しゃがんで動かないと“人間だ”とクマは認識できないことがある」
音を出す物を携帯し、複数人で活動することが重要だと指摘する山本社長。また、5月から7月ごろにかけては山のエサが少なくなるといいます。実際に護摩堂山でも…
【訪れた人】
「去年もおととしも護摩堂山の山開きの前になるとクマの情報が出た」
【ういるこ 山本麻希 社長】
「初夏にかけて一時山のエサが少なくなる時期がある。この時期というのは、年に関わらずクマは一度、人里に出てきやすくなる。この時期は例年通り注意してほしい」
一方、去年はクマの目撃や痕跡件数が3528件と過去最多に。人身被害は16件に及びました。
【ういるこ 山本麻希 社長】
「今年は比較的ブナの花がよく咲いているので、秋以降は実りがおそらくいいのではないかと予想されている。しっかりドングリがなってくると、秋は去年みたいな大量出没にはならないのではないかと考えている」




