
岩手県・大槌町で発生した大規模な山林火災は現在も鎮圧には至らず、消防による懸命な消火活動が続いています。このうち、緊急消防援助隊の1次隊として現地で活動にあたった新潟市消防局の隊員が4月28日帰還し、活動を報告しました。
4月22日に岩手県大槌町の2箇所で発生した山林火災。焼失面積はこれまでに1600ヘクタールを超え、去年2月に同じ岩手の大船渡市で発生した山林火災に次いで、平成以降、国内2番目の規模となっています。
こうした状況を受け、政府は4月28日今回の山林火災を“激甚災害”に指定し、復旧にかかる費用などを国として補助する方針であることを明らかにしました。
いまだ鎮圧には至らない中、現地では地元消防のほか、国からの要請を受け、全国から集まった“緊急消防援助隊”が消火活動にあたっています。
県内からも新潟県大隊が派遣され、隊員たちは交代しながら24時間体制で活動を続けています。
【長岡市消防本部 白井聡 消防司令長】
「いま我々が任されている地域は水圧の制限がかかっているので、水がほぼないような状態の中での活動だった。完全に消火しているように見えても、中でいぶりがあって、強風にあおられて再燃してしまう。その繰り返し」
去年、大船渡市の山林火災でも活動した長岡市消防本部の白井聡消防司令長は急斜面の山林での消火活動の難しさを語ります。
【長岡市消防本部 白井聡 消防司令長】
「なかなか人が入っていけないようなところが燃えるので、それが拡大していく。消火が追いつかないというのが現状」
こうした中、1次派遣隊の隊員約150人が4月28日、県内に戻り、このうち新潟市消防局では帰還した隊員が現地での活動を報告しました。
【緊急消防援助隊新潟県大隊第1次派遣隊 杉本博一 隊長】
「長時間の活動になるので、疲労の蓄積・体調不良者にも十分注意して活動した」
隊員は宿営地の仮設ベッドで寝泊まりしながら過酷な状況のもと活動にあたり、県の2次派遣隊に引き継ぎました。
県内でも26日、相次いで山林火災が発生している中、消防は改めて火の取り扱いに十分注意してほしいと訴えます。
【緊急消防援助隊新潟県大隊第1次派遣隊 杉本博一 隊長】
「火災を起こさないために、タバコの投げ捨てやたき火をしないといったことを十分注意していただければ」





