自動運転の行方は…新潟・弥彦村の“自動運転バス”が歩行者と衝突 事故の検証委初会合 運転再開の可否は明言せず

新潟県弥彦村で26年4月、自動運転バスが歩行者と衝突し、2人がケガをしたことを受け、検証委員会の初会合が開かれた。新潟の観光名所で乗車できる自動運転バスだが、その安全性をどう確保するのかが問われている。
NST新潟総合テレビ

新潟県弥彦村で26年4月、自動運転バスが歩行者と衝突し、2人がケガをしたことを受け、検証委員会の初会合が開かれた。新潟の観光名所で乗車できる自動運転バスだが、その安全性をどう確保するのかが問われている。

■自動運転バス事故 検証委の初会合

ミコぴょん号

運転手不足の解消などを目的に24年に弥彦村で運行を開始した自動運転バス・ミコぴょん号。

弥彦村 本間芳之 村長

しかし、導入後に3回の事故を起こしていて、26年4月の3回目の事故では歩行者と衝突し、2人がケガをしている。

この事態を重く見た弥彦村は事故の検証委員会を設置。7月16日に1回目の会議が開かれた。

本間芳之村長は会議の冒頭で「今回の人身事故を契機として、弥彦村が進めてきた自動運転バスの取り組みについて、一度立ち止まり、しっかりと検証してまいりたい」と挨拶。

委員には行政に詳しい大学教授や弁護士、リスクマネジメントの専門家が選ばれ、それぞれの観点から自動運転バス導入について課題や問題点などを整理するとしている。

■「オペレーターの育成運行業者任せだったのでは」

事故検証委員会

冒頭以外、非公開で行われた会議では、安全対策などをチェックする第3者の必要性を指摘する声やバスのオペレーターの育成が運行業者任せになっていたのではないかといった意見があがったという。

検証委員長を務める新潟大学経済学部・宍戸邦久学部長は「委託事業者にどのように村として対応すべきなのか。新しい事業、先進的な事業を自治体が取り組む際の一つの方向を示す」と話した。

■運転再開の可否は明言せず

NST新潟総合テレビ

会議後に自動運転バスの運転再開について問われた本間村長は「まだ今後の運行に関しては何か決まったものはないが、今後の検証結果は我々の次の展開に向けた大事なテーマになると思う」として、その可否については明言を避けた。

検証委による報告書は26年中に取りまとめられる予定だ。

最終更新日:Sun, 26 Jul 2026 20:00:00 +0900