一等米比率100%!“早生品種米の検査”始まる コメの品薄続く中…順調な滑り出しに関係者は安堵「十分供給できる」

新潟市でコメの早生品種の検査が始まりました。去年は猛暑や水不足により品質に大きな影響を受けましたが、8月28日の検査初日は一等米比率100%と順調な滑り出しです。

新潟市でコメの早生品種の検査が始まりました。去年は猛暑や水不足により品質に大きな影響を受けましたが、8月28日の検査初日は一等米比率100%と順調な滑り出しです。

28日、新潟市西蒲区のJA新潟かがやきの倉庫に運び込まれていたのは、岩室地区で収穫された早生品種「ゆきん子舞」と酒米の「五百万石」です。

【記者リポート】
「袋から取り出したコメを検査室に運んで、JAの職員が一粒一粒、丁寧に手作業で確認していきます」

この日検査されたのは、合わせて74トン。検査は全て手作業で行われ、検査員がコメ袋から取り出したサンプルの粒の状態を細かく確認していました。

形や色が整った“整粒”の割合が7割以上にのぼると一等米と判定されますが、去年は猛暑や水不足により、JA新潟かがやきでは「ゆきん子舞」で一等米比率が6割にとどまるなど、大きな影響を受けました。

結果が注目される今年は天候が比較的安定していたことや各生産者が水や肥料の管理を徹底したことで…

【JA新潟かがやき 岩室アグリセンター 佐々木敏春センター長】
「今年はオール一等米となっている」

初日の検査分は一等米比率100%に。コメの品薄状態が続く中、新米の順調な滑り出しに関係者は胸をなで下ろします。

【JA新潟かがやき 経営管理委員会 遠藤一雄 副会長】
「今年は作柄も平年以上に期待できる。計画的に皆さんや国民が食べられる量は十分に供給できる」

9月10日ごろには主力品種のコシヒカリの検査も始まる予定です。

最終更新日:Wed, 28 Aug 2024 18:40:53 +0900