1月20日は二十四節気の一つ『大寒』です。暦の上では一年で最も寒さが厳しいと言われていますが、新潟県妙高市のスキー場では青空のもと、冬の風物詩“トウガラシの雪さらし”が行われました。
青空が広がる中、妙高市のスキー場で雪の上にまかれていたのは、つやつやと輝く真っ赤なトウガラシです。
毎年、大寒の日に作業が始まり、冬の風物詩ともなっているこの“トウガラシの雪さらし”。
スキー場を訪れていた外国人観光客も作業に参加していました。
【外国人観光客】
「とてもおもしろい伝統」
塩漬けにして雪の上にさらすことで苦みやアクが抜け、甘みを感じやすくなるというトウガラシ。
この日は妙高市で去年夏に収穫されたトウガラシ、約640kgが次々に雪原へとまかれていきました。
【かんずり 東條昭人 社長】
「まだまだ昔ながらの製法でつくっている。その最初の仕込みがこの雪さらし。すべて手作りで作っている。からいものなので、量は多く食べられないと思うが、少しずつ使って味わってほしい」
トウガラシは3~4日ほど雪にさらしたあと、麹などと混ぜ合わせ3年以上熟成。その後、かんずりとして販売されます。
最終更新日:Mon, 20 Jan 2025 18:30:12 +0900