
野菜価格の高騰が続いています。北陸農政局の調査では、白菜やキャベツの価格が平年の2倍~3倍になっていて、消費者からはこの先を心配する声が聞かれました。
【記者リポート】
「スーパーの野菜売り場。様々な野菜が並んでいますが、白菜が2分の1サイズで540円など、野菜価格の高止まりが続いています」
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「1月に入ってからは、ずっと全体的に野菜の値段が上がり続けている。去年の猛暑の影響で収穫量が減っているので、どうしても値段が上がっていると聞いている」
新潟市西区のスーパー。
ダイコンが1本378円で1月よりも100円ほど高く、白菜は1つ1080円で2月よりは下がったものの、1月の約2倍。そのほか、ニンジンや長ネギなども値上がりしています。
【買い物客】
「高いと感じている。自分たちの健康を考えると、高いと言って買わないわけにいかない」
【買い物客】
「ここ最近、急な値上がり。野菜はなくすことはできないが、なくせるものは我慢しようかなと」
価格高騰が消費者の家計を脅かす中、少しでも客が手に取りやすいようにと店側も工夫を凝らしています。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「1個の単価が高くなっているので、半分や4分の1カットなど、色々お買い求めやすいように提供するようにしている。(これまでも)2分の1はあるが、4分の1は今年に入ってから初めて販売している」
北陸農政局が2月末に発表した野菜の卸売価格の推移では、2月中旬で白菜が平年の3.15倍、キャベツが2.37倍などとなっています。
そして、3月の価格推移の見通しについては、産地の天候不順などが見込まれることから、多くの品目で卸売価格は平年より高い状態が続く見通しです。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「安定して収穫できて、価格も安定して、いつもみたいに安く販売していけたらいい」
食生活に欠かせない野菜。今後の価格動向を注視していく必要がありそうです。
最終更新日:Thu, 06 Mar 2025 19:04:49 +0900