
去年1月の能登半島地震で大きな被害を受け一時、貨物船の乗り入れができなかった新潟県上越市の直江津港について、北陸地方整備局は3月19日、工事が完了した現場を報道陣に公開しました。
【記者リポート】
「地震被害のあった直江津港は現在も一部で復旧工事が進められていますが、19日現在では大型貨物船が入るなど、大まかな機能は復旧したということです」
大型貨物船が乗り入れ、荷降ろし作業が再開している上越市の直江津港。
去年1月の能登半島地震でコンクリートの地面が割れ、一時、貨物船の乗り入れができなくなっていましたが、去年3月には最低限の荷降ろしができるようにアスファルト舗装で応急復旧を行っていました。
去年7月からはさらに強度の高いコンクリート舗装をする本復旧工事を進め、1月末に工事が完了。
港湾としての機能は地震前とほとんど変わらない状態まで戻ったということです。
【北陸地方整備局 新潟港湾・空港整備事務所 山川匠 副所長】
「非常に喜ばしいことだと思う。そうは言っても、まだ途中なので、そこは新潟県と国で連携しながら、引き続き作業を進めていきたい」
直江津港では今後、積み荷を仮置きする場所などの復旧工事を進め、9月末にすべての工事を終える予定です。
最終更新日:Wed, 19 Mar 2025 19:14:51 +0900