
新潟市で桜が満開となる中、この時期を複雑な思いで迎えている人たちがいます。49年前の4月、桜の木の前に立つのは拉致被害者・横田めぐみさん。4月9日、この場所にめぐみさんの同級生などが集まり、一日も早い帰国を願いました。
1977年11月、北朝鮮によって拉致された横田めぐみさん。
その7カ月前、父・滋さんが新潟市の寄居中学校で咲き誇る桜の前で入学したばかりのめぐみさんを撮ったこの写真は、その後、公開捜査などに使わることになります。
この写真に写る桜の木も年月とともに傷んでしまったことから、去年、めぐみさんの同級生たちの手によって同じ場所に新たに桜の木が植えられました。
そして、1年が経ち…
【めぐみさんの同級生 池田正樹さん】
「桜もこうやって生きていて頑張っている、めぐみさんも北朝鮮で頑張っている、日本の救いはまだかと思っている」
9日、寄居中学校に集まっためぐみさんの同級生たちは成長した桜の木を眺めながらめぐみさんとの再会を願い、風化を防ぐための取り組みを続けていくことを誓いました。
【めぐみさんの同級生 池田正樹さん】
「早紀江さんには早く抱き合ってもらって、日本国民がみんなでよかったねと思えるビッグニュースが早く見たい」
また、この日は母・早紀江さんとも電話をつなぎました。
【めぐみさんの母 横田早紀江さん】
「私にとって桜というのは、めぐみちゃんがいなくなったことと重なって、悲しい思いと美しいなという思いと、不思議な感覚でいつも眺めている」
3月に開かれた日米首脳会談で「トランプ大統領から拉致問題の即時解決に向けて全面的な支持を得た」と述べた高市総理。
それでも、いまだ拉致問題に進展はなく、家族や同級生とめぐみさんとの再会は叶わぬまま時間だけが過ぎています。
【めぐみさんの母 横田早紀江さん】
「日本の国家に対する絶望感が私だけでなく、このことに関わった方々は本当に思っている。こんなことでいいのかという絶望感、さみしさがいつも漂っている。とにかく無事に解決してくれることだけを望んでいる」





