「鳥さんいた!」保育所で“ツバメ”が子育てに奮闘 貴重な様子に園児たちも興味津々「生き物を間近に見られる環境はすごく良い」 新潟

新潟県五泉市の保育所に新たな仲間が加わりました。その正体はツバメです。親鳥が子育てに奮闘する様子を園児たちも見守っています。

新潟県五泉市の保育所に新たな仲間が加わりました。その正体はツバメです。親鳥が子育てに奮闘する様子を園児たちも見守っています。

5月15日、五泉市の保育所で窓の外を見ていた多くの園児たち!その先にあったのは、保育所の軒先にできたツバメの巣です。

巣からはヒナが小さく赤い顔をのぞかせていました。

【五泉どんぐり小規模保育所 江口重行 理事長】
「うちを3年も続けて選んでいる。うちを安全だと見てくれている点ではすごくうれしい」

天敵であるタカやハヤブサなどの猛禽類に襲われる危険性が少ないことから民家の軒下などに巣を作るようになったといわれるツバメ。

こちらの保育所でもおととしからツバメのつがいが巣を作って子育てをするようになり、今年で3年目を迎えます。

【五泉どんぐり小規模保育所 江口重行 理事長】
「殻が落ちていた。4羽いるみたいなので、もっといっぱいあってもいいはずだけど」

5月7日には卵の殻が地面に落ちていたのが確認されていました。

実際に巣の中をのぞいてみると、先週産まれたばかりだというヒナの姿が。お互いにくっつきながら親鳥の帰りを待っていました。

園児:「いた!」
先生:「いたね。見えたね」
園児:「鳥さんいた!」

ツバメのヒナが巣立つまでは3週間ほどしかなく、この貴重な子育ての様子に園児たちも興味津々。

【園児】
「楽しかった」

ツバメに関心を寄せる子どもたちに保護者もうれしそう。

【保護者】
「子どもも送り迎えのときにツバメを見ると喜ぶし、子どもにとっても生き物を間近に見られる環境はすごく良いと思っている」

【保護者】
「弟もいるので(ツバメの)赤ちゃんかわいがっているね、弟もかわいいねと言って、小さい子を思いやる気持ちは育っていると思う」

【五泉どんぐり小規模保育所 江口重行 理事長】
「『みんなの親もみんなのために働いて、みんなのために色々してくれているんだよ』と伝えるときに話しやすい。子どもたちも分かっているのかは分からないけど、うんうんと、うなずいている」

保育所のシンボルになりつつあるツバメは、これから園児たちとともに成長していきます。

最終更新日:Thu, 15 May 2025 18:52:58 +0900