今年こそ「カキ集めたい」 “おけさ柿”で寒ブリ漁の大漁祈願!昨年度を上回る水揚げ期待【新潟・佐渡市】

10月12日、朝日が昇る午前6時ごろ、新潟県佐渡市両津地区の白瀬漁港で行われたのは、11月から本格的に始まる寒ブリ漁の大漁祈願です。
10月12日、朝日が昇る午前6時ごろ、新潟県佐渡市両津地区の白瀬漁港で行われたのは、11月から本格的に始まる寒ブリ漁の大漁祈願です。

漁に使う縦・横約70mの巨大な網の上に広げられた大漁旗を清めたあと、漁師たちが網に投げ込んだのは、佐渡市の特産・おけさ柿です。

これは、寒ブリを「かき集める」という願いを込め毎年行われていて、この日は約50人の漁師が参加しました。

【加茂水産定置網組合 三好範男 組合長】
「網を夏場の暑いときからずっと準備をしているので、気持ちが入っているかと思う」

また12日は、黒姫漁港でも大漁祈願が行われ、柿やお菓子が撒かれました。

昨年度の佐渡の寒ブリの水揚げ量は96トンほどで、約290トンだった過去10年の平均を大きく下回りました。

今年は昨年度を上回る水揚げを期待している漁師たち。寒ブリ漁は2月末まで行われます。最終更新日:Thu, 12 Oct 2023 19:06:09 +0900