増加傾向の“熱中症”…症状出た時に“冷やす”ポイントは首元・脇の下・足の付け根の3カ所!【新潟市】

7月7日、厳しい暑さに見舞われた新潟県内。ここで注意したいのが熱中症です。
7月7日、厳しい暑さに見舞われた新潟県内。ここで注意したいのが熱中症です。

7日、朝から気温が上がり、午後には最高気温が32.8℃となった新潟市東区。

【記者リポート】
「午前9時の新潟市東区。空は全体的に雲に覆われていますが、風も弱く熱がこもっているような感覚です。こちらの温度計は29℃と、朝から気温が上がっています」

気温が上がりきる前の朝、街頭で消防が呼びかけていたのは熱中症への注意です。

【新潟市東消防地域防災課長 野島忠 消防司令長】
「これからの季節は気温と湿度が高くなるが、まだ体が暑さに慣れていないということからも、熱中症への注意が特に必要なケースもある」

新潟市内では今年、熱中症の救急搬送が7月6日までに45件と、早くも増加傾向にあります。

そこで、熱中症予防のポイントを聞きました。

【熱中症予防】
〈1〉小まめに水分や塩分をとる
〈2〉通気性のよい服を着る
〈3〉外では小まめに休息をとる
〈4〉室内ではエアコンを使う など

それでも熱中症になった場合は…

【消防署員】
「冷やしたペットボトルで、首の前の左右、脇の下、足の付け根部分を冷やすと非常に有効と言われている」

そして、各地で最高気温が今シーズン最も高くなった7日、県内では午後4時現在で10人が熱中症の疑いで救急搬送されています。

【新潟市東消防地域防災課長 野島忠 消防司令長】
「体が動かなくなってしまったり、意識が低下した場合については、ためらわずに119番をして、救急車の要請をしていただければ」

新潟市では去年、熱中症の救急搬送の約7割が7月から8月に発生しています。

8日は気温が下がる見込みですが、これから迎える夏本番に向け、暑さへの備えが重要です。最終更新日:Fri, 07 Jul 2023 18:36:20 +0900