高齢者宅訪問して“交通安全”呼びかけ「事故に遭ってほしくない」新潟では今年19人の高齢者が死亡

新潟県胎内市本郷町で5月21日、高校生や警察官が高齢者世帯を訪ね、交通安全を呼びかけました。
新潟県胎内市本郷町で5月21日、高校生や警察官が高齢者世帯を訪ね、交通安全を呼びかけました。

【記者リポート】
「こちらでは高校生たちが高齢者の自宅を訪れ、交通安全への願いを込めて折られた折り鶴や手紙が配られています」

この取り組みは去年、本郷町内で高齢者が死亡する事故を受けて行われ、地元・中条高校の生徒が警察とともにチラシや反射材などを配り、注意を呼びかけました。

【高校生】
「おじいちゃん・おばあちゃんに交通事故に遭ってほしくないので、そういう思いで(手紙を)書いた」

県内では今年、5月20日時点で990件の交通事故が発生し、26人が死亡していて、このうち7割以上の19人が高齢者となっています。

【高齢者】
「やっぱり高齢になってくると(運転が)心配な面もあるので注意してやっていきたい」

【新発田警察暑 本間淳悟 交通課長】
「高齢者の方が加害者となってしまった事故も増加傾向となっている。どうか、他人事とは思わず、安全な交通行動を取っていただければと思う」

高齢になると身体機能が低下するため、安全運転を心がけるほか、体調が優れない場合は運転しないなど注意が必要です。最終更新日:Tue, 21 May 2024 18:54:09 +0900