新潟市が“チャットGPT”を試験導入 「試行する意義ある」文書案作成やアイデア出しに活用

人工知能を使った対話型ソフト「チャットGPT」について、新潟市が6月12日から試験的に導入することを発表しました。中原八一市長は、「役所も躊躇せずに試行する意義はある」と意欲を示しています。
人工知能を使った対話型ソフト「チャットGPT」について、新潟市が6月12日から試験的に導入することを発表しました。中原八一市長は、「役所も躊躇せずに試行する意義はある」と意欲を示しています。

質問を入力すると会話をするように回答し、自然な文章も作成する「チャットGPT」。

新潟市では全庁を対象に参加する職員を募集し、6月12日から試行利用を開始します。

チャットGPTを利用する業務は、文書案の作成やアイデア出しなど内部の事務に限定。また、市の情報が漏洩しないよう、個人情報や機密情報の入力を禁止するということです。

チャットGPTについては、ときに誤った回答を出すという懸念もありますが…

【新潟市 中原八一 市長】
「課題をだんだん小さくしていって、有効活用していける部分を広げていくという意味では、役所も躊躇せず試行的にやっていく意義は大変大きいのではないかなと」

試行利用は専門家の助言を得ながら、年内いっぱい続ける方針です。

県内では見附市が5月から試験運用を開始しています。