最大震度5強の新潟市で液状化の現象多発… 専門家「液状化しやすい場所」今後1週間は余震に注意を

新潟市では液状化などの被害が出た今回の地震。その特徴と今後の注意点について新潟大学災害・復興科学研究所の卜部厚志教授に聞きました。
新潟市では液状化などの被害が出た今回の地震。その特徴と今後の注意点について新潟大学災害・復興科学研究所の卜部厚志教授に聞きました。

【卜部厚志教授】
「この3年くらい能登半島の北側の珠洲市を中心に群発地震というか地震活動があったんですけれども。それが今回の地震で一気に能登半島を横断してさらに佐渡側の方に突き抜けるかたちで断層は想定されている場所なんですが、それが全体的に活動したというかマグニチュード7.6ですので、非常に大きな規模の地震になった」

中越地震以上に大きい地震だったと指摘。また、新潟市西区で液状化の被害が相次いでいることについては…

【卜部厚志教授】
「砂地盤があるところで地下水が高いので、液状化しやすいところだが、震度5強くらいで液状化する現状からみると、特に砂丘の裾野のところに砂があって、水で完全に満たされていて斜面なので、ちょっと緩むと上から力が落ちてくるというか砂の塊が動いてくるというような状況で液状化の被害が多発しているという状況」

卜部教授は今後、1週間程度は大きな余震に注意が必要だと呼びかけます。

【卜部厚志教授】
「大きさ的には同じくらい1日の午後4時くらいにあったものと同じくらいか少し小さいと考えておいた方が、そこまで大きくならないとは思いますけど、それくらいかちょっと小さいくらいまでという心構えまであったほうがいいと思います」最終更新日:Tue, 02 Jan 2024 10:32:19 +0900