空き家を子育て世帯向けに改装!畑付きの物件に夫婦が入居「自然に囲まれた町で…」【新潟・三条市】

新潟県三条市の整備する移住促進住宅が23日、子育て世代の夫婦に引き渡されました。過疎地域の空き家を改装した住宅の仕掛けとは…
新潟県三条市の整備する移住促進住宅が23日、子育て世代の夫婦に引き渡されました。過疎地域の空き家を改装した住宅の仕掛けとは…

山間部に位置する三条市の下田地区。滝沢亮市長が夫婦へ手渡したのは”移住促進住宅”の鍵です。

【三条市・滝沢亮市長】
「下田地域にはなかなか賃貸住宅がないということで、三条市では空き家を活用してリフォームしてゆったり住んでいただこうということで…」

人口減少率などをもとにした国の「過疎地域」に指定されている下田地区。何とか人を呼び込もうと三条市は2022年度、空き家を改装し、移住促進住宅として貸し出す事業を始め、2023年度は2棟が完成しました。

【記者リポート】
「こちら窓の外に広がるウッドデッキはリノベーションで新たに設置したということで地域の自然や四季を感じながら過ごすことができるようになっています」

2つの部屋をつないで広いリビングとして使えるようにしたほか、子どもが遊べるホワイトボードを壁に設置するなど子育て世代向けに改装。

さらに、下田地区の自然を生かし、畑つきの物件にしたことが移住者が選ぶ決め手ともなりました。

【清水克耶さん】
「畑がついている賃貸物件がないかなということでいろいろ探させていただいた」

【妻・優希さん】
「これから子育てをしていきたいなと考えておりまして。食に関してもちょっと安心出来る物を自分で作っていけたらいいなと思っていたところにちょうど畑も貸し出していただけるということでありがたい」

長岡市出身の清水克耶さんと魚沼市出身の妻・優希さんは去年8月に結婚。農作業などを楽しみながら一緒に暮らせる家を探していたところ、移住促進住宅の存在を知ったといいます。

【清水克耶さん】
「自然に囲まれたこの下田の街で、というのがやっぱり一番のきっかけになります」

【優希さん】
「きょうお会いした(地域の)皆さんの雰囲気からしてもすごくあたたかくて、ありがたいなと。畑をするのは始めてなので。ご近所さんに教えてもらいつつ自分でやってみていろいろ勉強していきたいと思っています」

三条市は2028年度までに合わせて10棟の移住促進住宅を下田地区に整備する方針です。最終更新日:Fri, 23 Feb 2024 18:46:17 +0900