困難乗り越え巣立ち!校舎被災の中学校 別会場で“卒業式”「日々の生活に感謝」【新潟市】

地震で校舎が被災した新潟市の中学校は3月5日、会場を変えて卒業式が行われました。地震により学校生活にも大きな影響が出ましたが…卒業生は周囲への感謝を胸に巣立ちました。
地震で校舎が被災した新潟市の中学校は3月5日、会場を変えて卒業式が行われました。地震により学校生活にも大きな影響が出ましたが…卒業生は周囲への感謝を胸に巣立ちました。

5日、新潟市中央区で行われたのは、新潟市西区にある坂井輪中学校の卒業式です。

【坂井輪中学校 石川潤 校長】
「真剣に授業に臨み、進路目標に頑張り続けた姿は坂井輪中学校の誇りです」

能登半島地震で校舎が被災した坂井輪中学校は、近くの小学校を間借りして授業を継続。卒業式も体育館から会場を移して行われました。

学校生活の最後は不安も伴う環境となりましたが、卒業生は堂々とした姿で保護者や在校生の前に立ちました。

【卒業生代表 松下晴輝さん】
「日常が壊れること、それはいつでも誰にでも起こり得ることに私たちは気付かされました。例え、大きな問題に直面しようと、どんなに心が折れそうになろうと、前を向いて堂々とこの時代を生きていきたいと思います」

【卒業生】
「感動して、本当に思い出に残る卒業式だった。(学校生活は)できなかったことも多かったので、次の目標に向けて精いっぱい頑張りたい」

【保護者】
「知らず知らずに、大きくなったというのが実感。今後も頑張ってほしい」

一変した学校生活を終え、卒業生が抱いていたのは周りへの感謝の思いです。

【卒業生】
「卒業式をちゃんとやって、卒業できたということで先生たちに感謝でいっぱい」

【卒業生】
「日常を当たり前だと思わないで、日々の生活に感謝をして、一日をかみしめて生活していきたい

困難を乗り越えた生徒たちのこれからの成長に期待です。最終更新日:Tue, 05 Mar 2024 18:37:03 +0900