「指導の一環のつもりがカッとなって…」中学校の男性教師が生徒に対し怒鳴るなどのハラスメントで減給処分

新潟県教育委員会は11日、中越地方の中学校で生徒に対し、ハラスメント行為があったとして、男性教師を減給処分にしたと発表しました。
新潟県教育委員会は11日、中越地方の中学校で生徒に対し、ハラスメント行為があったとして、男性教師を減給処分にしたと発表しました。

減給3カ月の懲戒処分となったのは、中越地方の中学校の40代の男性教師です。

新潟県教育委員会によりますと、男性教師は去年3月、生徒に対し、一日に2回にわたり、生徒の態度に関して人格を否定する言葉で怒鳴ったということです。これにより、被害生徒は精神的ショックを受け、数カ月不登校になりました。

男性教師の行為についてはその日のうちに生徒から学校に報告があったということです。

県教育委員会は男性教師の怒鳴った内容や理由については被害生徒保護のため、差し控えるとしています.。

男性教師は「指導の一環のつもりだったが、自分が未熟でカッととなり、用いるべきでない言葉を用いたことは反省している」と話しているということです。

また、男性教諭が生徒を怒鳴った2回のうち、2回目は50代の女性教頭が声の聞こえる範囲にいましたが、制止しなかったとして、戒告処分となっています。

女性教頭は「過剰な言葉が聞こえていたことは自覚している」と話しているということです。

また、当時の校長が文書訓戒の処分となりました。

県教育委員会は「2023年度は処分事案が多かったこともあり、今後も校長会や市町村の教育委員会と連携して再発防止に努めていきたい」としています。最終更新日:Mon, 11 Mar 2024 18:35:45 +0900