
2月5日は大雪だけでなく、夜からは冷え込みも強まり、6日朝にかけて水道管の凍結にも注意が必要です。凍結を防ぐための対策や重要なポイントを取材しました。
毎年、寒波の到来する12月から2月に増える水道管の凍結。
特に新潟市でー5.9℃を観測したおととしの冬は水道管の凍結や破裂が相次ぎ、相談件数は3578件に上りました。
水道管凍結に注意が必要となる条件について新潟市水道局は…
【新潟市水道局技術部 中山郁夫 課長】
「水道が凍結するのは気温と風速。―4℃以下、平均風速が秒速5m以上、この場合、凍結するリスクが非常に高い」
県内は2月6日から8日ごろにかけて最低気温がー4℃に迫る地点があり、水道管凍結のリスクが高まっています。
注意が必要なのは、凍結だけではありません。
【新潟市水道局技術部 中山郁夫 課長】
「水は凍結すると膨張する。それで当然だが、水道管の内側から膨張するので、老朽化した水道管は割れる」
気温が上がると、水道管内で凍結していた水が溶け出し、破裂件数が一気に増えると言います。
こうした一連の被害を未然に防ぐため、ナイロンやビニール製の保温材を使用し、水道管を保温するのが効果的です。
【新潟市水道局技術部 羽田賢一 係長】
「外気は冷たいが、外気が入るところをしっかり縛れば隙間がなくなるので、外気から守れる」
それでも凍結してしまった場合は…
【新潟市水道局技術部 羽田賢一 係長】
「蛇口を開けた状態でタオルをかけて、40~50℃のぬるま湯をかけると蛇口が解凍し、蛇口の先から水が出る」
熱湯をかけると器具の破損につながるため、ぬるま湯をかけるのがポイントです。
そして、万が一に備えて“メーターボックスの確認”も重要です。
【新潟市水道局技術部 羽田賢一 係長】
「漏れてしまった場合は直接止めようと思っても大変なので、水道メーターの位置を確認しておいて、止水栓を止まるまで回すと止水できる」
新潟市水道局は「積雪が多くなる前に水道メーターの位置を確認してほしい」と呼びかけています。
最終更新日:Wed, 05 Feb 2025 18:44:13 +0900