1月、新潟市北区の路上で道に迷っている70代の女性を助けたとして、3人の高校生が警察から表彰を受けました。
【新潟北警察署 佐山冨美男 署長】
「適切な対応により、人命救助に大きく貢献された。ここに深く感謝の意を表す」
道に迷っていた70代の女性を助け、警察から表彰を受けたのは敬和学園高校の生徒3人。
【敬和学園高校 1年生 五嶋輝さん】
「（女性が）助けを求めている感じだったので、困っているのなら自分のできることをやらなければと思って」
事の発端は1月22日午前8時半すぎ。
【記者リポート】
「高校生たちは学校から約1km離れた海沿いの通りを走っていました。すると、この場所で、1人で歩く女性に出会いました」
住宅街からは離れ、木々に囲まれた道を歩いていたという女性。
【敬和学園高校 2年生 若槻蓮大さん】
「靴の片方がはがれて壊れていて、もう片方ははいていなくて靴下の状態」
このとき、若槻さんはすぐに自分の靴を女性にはかせたといいます。
【敬和学園高校 2年生 若槻蓮大さん】
「仕方がないと思って、靴下で1人で（女性の）車を探しに行ったりした」
その後、女性が「自分の車が置いてある」と話す海沿いに向けて歩いていくと…
【記者リポート】
「高校生たちは女性と一緒に歩いて、こちらの海につながる坂道に到着しました。しかし、ここで女性の足腰が不安定なことに気づき、交代しながら女性をおぶって、この坂を登ったということです」
その後、高校生たちが女性に付き添い歩いていたところ、近くの施設の大人がその様子に気づいて高校生に声をかけ警察に通報。女性は保護されました。
【新潟北警察署 佐山冨美男 署長】
「勇気ある行動に感謝している。この学生たちのように皆さんで助け合っていけば、良い地域ができると思う」
3人の思いやりのある行動が女性を救いました。
【敬和学園高校 1年 狭間光さん】
「何か自分のできることはないか考えて、行動できるようになれたら」
