後継者見つからず経営悪化…『よしだ病院』経営する医療法人が事業承継へ「雇用・患者含め安心・安全に引き継ぎたい」 新潟・糸魚川市

後継者不足が医療の分野にも及んでいます。新潟県糸魚川市で『よしだ病院』を運営する医療法人が事業承継する方針を発表しました。

後継者不足が医療の分野にも及んでいます。新潟県糸魚川市で『よしだ病院』を運営する医療法人が事業承継する方針を発表しました。

【よしだ病院 吉田孝太郎 院長】
「後継者がなかなか見つからなくて苦慮していた」

こう話すのは、糸魚川市にあるよしだ病院の吉田院長です。

医療法人・一栄会が運営するよしだ病院は、整形外科・リハビリテーション科の2つの診療科があり、病床数は60床。この医療法人が運営する介護老人保険施設などともに地域の高齢者を支えてきました。

しかし、吉田院長が体調を崩し、入院患者の受け入れを制限したことで経営が悪化したと言います。

【よしだ病院 吉田孝太郎 院長】
「思うように動けなくなって、経営的にも苦しくなっていったというのが経緯」

5月には資金がショートする恐れが出たことから事業承継の道を模索。そして、糸魚川市出身の伊藤俊一郎さんが理事長を務める医療法人・アグリが事業を承継することに。

【医療法人アグリ 伊藤俊一郎 理事長】
「雇用も患者さんも含めて安心・安全に引き継いでいきたいと思っている」

医療法人・一栄会は今年夏までに事業承継を終えたい考えで、その後、よしだ病院は『アグリよしだ病院』として再出発することになります。

最終更新日:Fri, 11 Apr 2025 18:56:09 +0900