【新潟市の地下商店街】西堀ローサ跡地全面改修なら費用66億円見込み…“分割して再活用”の方針「市民から財政への意見」 部分的活用でコスト削減へ

新潟市中央区の地下商店街・西堀ローサ跡地の今後の活用方法について、プロジェクトチームが中原八一市長にこれまでの検討状況を報告。中原市長は地下施設を分割し、一部を活用する方針を具体化していく考えを示した。 
NST新潟総合テレビ

新潟市中央区の地下商店街・西堀ローサ跡地の今後の活用方法について、プロジェクトチームが中原八一市長にこれまでの検討状況を報告。中原市長は地下施設を分割し、一部を活用する方針を具体化していく考えを示した。 

■“西堀ローサ跡地”めぐり様々な意見

西堀ローサ跡地

西堀ローサ跡地の今後の活用方法をめぐっては、有識者会議がこれまでに2回開催されている。

プロジェクトチームからの報告会

この日は、庁内を横断し構成されているプロジェクトチームが、これまでの有識者会議で出た内容や市民から集まった意見を中原市長に報告した。

「有識者からは、施設単体だけでなく、古町エリア全体を良くする検討が必要であるというのは全委員共通の意見。限られた財源の中で、将来世代に負担を残してはいけないとの意見をいただいている」(事務局の報告)

新潟市 中原八一 市長

市民からは、活用する場合、「飲食の場」「子どもの遊び場」といったアイデアが出ている一方、「市の財政状況から低予算ですぐにできることを優先するしかない」「まずは古町に人の流れをつくるべき」といった意見があったという。

これに対し、日建設計コンストラクション・マネジメントの吉岡優一上席主管は「残置するというよりは撤去せよというのが原理原則なので、前例のない工事というような大規模な工事になる」と説明。

地下に埋まっているインフラ施設を移動する必要があることから大規模な工事となり、費用も再利用する場合より高額になるという見方が示された。

■新潟市“分割して再活用”の方針

西堀ローサ跡地

また、中原市長は「330mも長い距離のある施設なので、分割して利用することも前々から考えている」と地下施設の分割案について、より踏み込んで質問した。

西堀ローサ跡地

吉岡上席主管は「部分的な活用は可能」と回答。

全面改修には66億円の費用が見込まれる一方で、部分的な活用の場合、費用が抑えられることも確認された。

中原市長は「一般市民の皆さんからも単なる思いつきということだけではなくて、新潟市の財政を非常に考えているご意見があったので、それを踏まえて、私としては分割がいいかなと」との見解を示した。

市は10月に開かれる次回の有識者会議で、分割案を提示する考えだ。

一方、この日は市民からオンラインで寄せられた意見のうち、20代以下の意見がわずか5%にとどまっていることも報告された。

今後は高校や大学に出向き、将来、地下施設を利用する世代の意見を積極的に聴取するという。

最終更新日:Wed, 26 Aug 2026 20:32:39 +0900