絶滅危惧趣味!?ボトルシップの魅力とは
空き瓶の中で船の模型を完成させるボトルシップ。
作品の中には、磨りガラスのボトルで中が見えないものも…しかし、のぞき穴から中をのぞくと、実際に船の模型が入っているのが分かる。非常に精巧なデザインだ。
気になるのは、瓶の口より大きい模型の組み立て方。
ボトルシップ愛好歴40年の石本秀雄さんは「自分たちで作った工具が作品作りには欠かせない」と話す。
糸もつまめる自作の細長い工具を瓶の中に入れて指の代わりに動かし、細かい部品を組み立てていく。
緻密な作業を要するため、完成までに4年をかけた作品も。
(Q.ボトルシップの魅力は?)
石本秀雄さん:
達成感。最後の糸をぷつんと切った後は、お酒が進む
その一方で…
石本秀雄さん:
愛好家の平均年齢が80歳くらい。若い人が全然入ってこないので、ゆくゆくはその趣味もなくなるのではと危惧しているところ
県内の愛好会も2021年に解散するなど、一部では“絶滅危惧趣味”とも言われているが、展示会には子どもも多く訪れていた。
小学生:
小さいのにボトルに入れられるのがすごい
小学生:
難しそうだけど、できるのならやってみたい
石本秀雄さん:
夏休みの工作で作って持っていくと、鼻高々になるんじゃないかと思う
この夏は、ロマンあるボトルシップの世界に浸ってみるのも良いかもしれない。