
3月9日までの2日間、新潟市で開かれた『にいがた酒の陣』。このイベントに合わせ、開幕前日に新潟市西蒲区の笹祝酒造を訪れていたのは、台湾で日本酒を学ぶ生徒たちです。
“日本の伝統的酒造り”がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界から注目される中、台湾では去年、日本酒について学ぶ専門学校が開校。
今回、日本酒のソムリエ資格“利酒師”を目指す講座の一環で、23人の生徒が県内を訪れました。
【プログラム主催者 黄乃凰さん】
「数年前はワインのブーム。その後、今は日本酒がブームになっている」
【参加者】
「毎年、より人気になっていると感じる。そして、台湾の文化の一つになったと感じている」
生徒たちはまず酒造りに欠かせない“こうじ”について知るため、“塩こうじ”づくりに挑戦。
その後、日本酒の製造工程を見学し、発酵の過程で出た泡をかい棒でつく、“もろみのかいつき作業”を体験しました。
【参加者】
「一番印象的だったのは、地酒の品質の良さ。帰ってから、まず日本酒ナビゲーターの資格を取りたい。利酒師も目指したい」
酒蔵側も日本酒に対する世界からの熱量の高さを感じる機会となったようです。
【笹祝酒造 笹口亮介 社長】
「こうやって実際に海外の方を招くと、日本人よりも楽しそうにお酒を飲んでいたり、お酒の減る量もすごい。日本酒を受け入れてもらっているんだと実感した」
生徒たちは3月9日まで開かれていたにいがた酒の陣にも参加し、新潟で日本酒文化への理解を深めていました。
最終更新日:Mon, 10 Mar 2025 18:40:36 +0900