
新潟県佐渡市の天然記念物で樹齢約250年の桜『法乗坊のエドヒガン』。
近年、大半の枝が折れるなど衰弱していました。
これを受け、国の研究機関がさし木などを経て増殖し、3月12日、高さ1mほどのクローンの苗木が植樹されました。
【森林総合研究所林木育種センター 三重野信 場長】
「非常に年を取っている木ということで、そこに対しては(扱いに)神経を使った」
かつては、たくさんの花を咲かせ、その開花が農作業の種まきの時期を知らせるなど、地域のシンボルとなってきた『法乗坊のエドヒガン』。
その遺伝子を持つ苗の植樹に地元の人は。
【宮本寺 本間敞詮 住職】
「100年、200年、300年と続いていってくれるとうれしい。とにかく一安心」
これから大切に育てられ、地域のよりどころとして人々の暮らしを見つめます。
最終更新日:Wed, 12 Mar 2025 18:58:35 +0900