
新潟市は7月28日に開催した液状化対策に関する専門家会議で、試験施工の候補地を新たに提示しましたが、専門家から疑問の声が相次ぎ、候補地は再検討されることになりました。
能登半島地震で液状化被害を受けた地域で新潟市が実施する計画の街区単位の液状化対策。
現在、江南区天野地区では採用する工法の効果を検証する試験施工のための工事が進められています。
一方、28日に開かれた専門家会議では西区の黒埼地区と寺尾周辺地区の試験施工について議論。ここで市が提案したのが…
【新潟市都市計画課】
「選定条件を満たす場所として、寺尾あけぼの公園を選定した」
【松村道子アナウンサー】
「こちらが寺尾あけぼの公園。十分な広さのある公園ですが、専門家からはこの場所での試験施工実施に疑問の声が上がりました」
寺尾周辺地区の内、平坦な地盤を代表する場所として選定された『寺尾あけぼの公園』ですが…
【新潟大学 災害・復興科学研究所 卜部厚志 教授】
「被災地域の地質状態を反映した場所なのかは、かなり疑問があるので、我々市民の税金を使ってここでやるのかという問題が一市民としても思うし、委員としても賛成できない」
【国士舘大学 理工学部 橋本隆雄 特任教授】
「特異例のその場所が(全体の地盤の)代表では決してない」
反対意見が相次ぎました。
【新潟大学 工学部 特任教授 大塚悟 座長】
「どれも貴重な指摘だと思うので、この試験施工はもう少しご検討をいただいた方がよろしいのかなと思う」
試験施工を実施する場所は地域の代表的な地層であり、スペースを確保できる公共用地である必要があるため、新潟市は場所の選定は容易ではないとしていますが、委員の反対意見を受け…
【新潟市都市政策部 高島康憲 部長】
「(寺尾あけぼの公園での実施を)白紙というよりも、そういったご意見があったことを検証した上で、それでもこの場所がいいという形になるのか、それとも他の場所でという形になるのかは、これから検討させてもらいたいと思う」
市は寺尾あけぼの公園での試験施工を今年秋にも開始したい考えでしたが、スケジュールはずれ込む見込みです。
最終更新日:Thu, 30 Jul 2026 05:30:00 +0900



