貴重な“サザエさん一家”のサインも! 44歳の男性アナウンサー大興奮♪「レトログッズ」で温泉街に活気を

約1300年前に開湯したと伝えられている新潟県魚沼市の温泉街にレトログッズを並べた新たなスポットが誕生した。かつて、にぎわいを見せた温泉街がレトログッズに託した思いとは…

貴重!サザエさん一家のサイン

約1300年前に開湯したと伝えられる魚沼市の大湯温泉。その温泉街にオープンしたのが「魚沼レトロ商店」だ。

魚沼レトロ商店

魚沼レトロ商店

1960年代以降の漫画やレコード・映画のポスターなどレトログッズ数百点が並ぶ。

少年サンデー

この魚沼レトロ商店をプロデュースしたのは、地元のレトログッズコレクター櫻井治さんだ。「この中で、ぜひ見ていただきたいのが、サザエさん一家の勢揃いのサインでしょうかね」

櫻井治さん

国民的人気アニメ「サザエさん」の磯野家の声優が長岡市に勢揃いした際の約40年前のサインのほか、昭和の大スター・美空ひばりさんの直筆サインなど貴重な品々が並ぶ。

サザエさん

約40年前のサイン

手に取って楽しめるレコード・漫画

1979年生まれ・44歳の飛田厚史アナウンサーが見つけたのは、ゲゲゲの鬼太郎。

櫻井治さん:
こんな感じでソノシートが入っていて、レコードが聞ける

ソノシート

飛田厚史アナウンサー:
懐かしいソノシート!!

思わず興奮してしまうレトログッズの数々。

魚沼レトロ商店では、レコードや漫画を手に取って楽しむことができる。商店を訪れた人の中には、キャンディキャンディを手に取って歌う人も。「足も運んでもらえたらな。ちょっと秘密の場所っぽいところもいい」

キャンディキャンディ

レトログッズで温泉街を元気に!

また、店内には大湯温泉の歴史をひもとく写真なども展示され、懐かしそうに眺める地元の人の姿も見られた。

当時の様子について聞くと、「当時のにぎわいはすごかった。ダムの建設が始まっているから、建設業者がみんな泊まって。もうちょっと流行ってもらいたい」と昔を懐かしみながら、新たな観光スポットに期待を寄せていた。

大湯温泉がにぎわっていた頃の写真も

尾瀬ルート活性化委員会の星和彦会長は「この温泉地が活性化していたときの思い出。そして若い人でも経験していないが、懐かしさを感じるのがレトロの良さ」とレトロをコンセプトにした理由を説明する。

戦後から高度経済成長期に隆盛を極めた大湯温泉…当時の漫画やレコードで振り返ってもらおうという趣向が凝らされていた。

レコード

櫻井さんは「昔の思い出、当時こうだったと、その時代に戻ってもらう。その当時に戻ると元気が出る」と話す。

知っている世代も、そうでない世代も、ノスタルジックな思いとともに元気になる魚沼レトロ商店。温泉で体を癒し、レトログッズで心をほぐす。身も心も温まる、そんな旅が楽しめそうだ。

魚沼レトロ商店は、11月5日まで期間限定で営業している。