「日本一難しい」SNSで話題の駐車場 波打つアスファルト…男性アナが現地で挑戦【新潟県十日町市】

新潟・十日町市にある“駐車場”が、「日本一難しい」とSNS上で話題となっている。その真相を探るべく、現地を取材した。

SNSで話題の駐車場 齋藤アナウンサーが駐車に挑戦

齋藤正昂アナウンサー:
十日町市にやって来ました。この辺りに“日本一難しい”と言われる駐車場があるということなのですが…

そこに広がっていたのは、アスファルトが大きく波打った駐車場。

話題の駐車場

話題の駐車場

隣の駐車場と比べると、その違いは一目瞭然。実際に車を停めてみると…

齋藤正昂アナウンサー:
サイドミラーから白線が見えないですね

大きく曲がりくねったアスファルトによって駐車位置が定まらず。

この日は駐車している車がなく、比較的駐車しやすい環境だったが…

齋藤正昂アナウンサー:
坂になるだけで駐車が難しいんだなというのを感じました。サイドミラーも見づらいですし、どれくらいアクセルを踏めばいいのか分かりませんでした

齋藤正昂アナウンサーが駐車に挑戦

齋藤正昂アナウンサーが駐車に挑戦

5月、この駐車場の写真がSNSに投稿されたところ、「ゲーム画面かと思った」「ハードモードすぎる」などのコメントが寄せられ、“日本一難しい駐車場”と話題に。

SNSに寄せられたコメント

SNSに寄せられたコメント

しかし、なぜこのような形になっているのだろうか。

大地の芸術祭スタッフ 山口朋子さん:
こちらは大地の芸術祭の作品の一つで、「アスファルト・スポット」という名前の作品

大地の芸術祭スタッフ 山口朋子さん

大地の芸術祭スタッフ 山口朋子さん

実はこの駐車場、2003年にフランスの建築家によってつくられた大地の芸術祭のアート作品。

駐車場は『アスファルト・スポット』という作品

駐車場は『アスファルト・スポット』という作品

近所の人:
最初見たときは、変なのができたと思った

近所の人は

近所の人は

(Q.見に来る人は)
近所の人:

いますよ。天気の良い日、土日とか。親子連れとかが来る

近所の人:
人がいっぱい来れば、町も活性化するし、いいかなと思う

近所の人は

近所の人は

アート作品でありながら、実際に駐車できる点もこの作品の特徴だ。
制作から約20年。今、話題となっていることに…

大地の芸術祭スタッフ 山口朋子さん:
会期中の今、全部で300以上の作品があるので、古い作品は埋もれがち。それが、こういう形でお客様の目に触れるようになって、作品自体にスポットが当たるのもうれしいし、そこから芸術祭を知ってもらえるのもうれしい

雄大な自然と融合したアートな駐車場に、車を停めてみてはいかがだろうか。