就学援助費の一部が78世帯で未支給に データ移行での誤り原因か【新潟県・村上市】

新潟県・村上市教育委員会は2022年度の就学援助費のうち「オンライン学習通信費」が事務処理の誤りによって一部世帯に支給されていなかったと公表しました。未支給の総額は約100万円に上っています。
新潟県・村上市教育委員会は2022年度の就学援助費のうち「オンライン学習通信費」が事務処理の誤りによって一部世帯に支給されていなかったと公表しました。未支給の総額は約100万円に上っています。

村上市教育委員会は1日、小学1年生から中学3年生の子どもを持つ世帯をを対象に支給される就学援助費のうち「オンライン学習通信費」について、78世帯で未支給だったと発表しました。

村上市教育委員会によりますと、2023年度分のオンライン学習通信費の認定にかかる事務連絡の書類を対象世帯に送付した際、申請に関する問い合わせがあり、過去の申請状況を確認したところ、2022年度分の未支給が発覚。

これを受け、2022年度の支給対象世帯257世帯すべてを確認したところ、78世帯で総額109万2000円が未支給だったということです。

オンライン学習通信費は、新型コロナウイルスの影響で自宅学習などになってしまう子どもたちの学びを確保するために、対象世帯がインターネット環境の整備などに充てられるように2021年度から援助が始まったもので、村上市では1世帯に1万4000円支給していました。

未支給となった原因について、村上市教育委員会は2021年度のデータを2022年度に移行した際、データ処理を誤り、支給対象から一部の世帯を外してしまったことにあると説明しています。

今回の事案を受け、村上市教育委員会は「大変申し訳なく思っている。他の事務も含めて正確かつ、迅速な処理に努めていく」とコメント。

これまでに未支給となっている78世帯すべてに謝罪をしていて、今後速やかに未支給額を支給するとしています。最終更新日:Sat, 01 Jul 2023 18:52:00 +0900