〈J1開幕戦〉“てっぺん”目指すアルビ 谷口・新井弾で鳥栖に逆転勝利!「勝利噛みしめ次へ」

明治安田J1リーグ、2月24日に開幕戦を迎えたアルビレックス新潟は、アウェーでサガン鳥栖と対戦。試合立ち上がりに先制を許す苦しい展開となりましたが、谷口選手・新井選手のゴールで逆転し、開幕白星発進です。
明治安田J1リーグ、2月24日に開幕戦を迎えたアルビレックス新潟は、アウェーでサガン鳥栖と対戦。試合立ち上がりに先制を許す苦しい展開となりましたが、谷口選手・新井選手のゴールで逆転し、開幕白星発進です。

【齋藤正昂アナウンサー】
「リーグ戦の開幕は九州の佐賀県。ここから“てっぺん”を目指す今シーズンが始まります」

佐賀での開幕戦を見届けようと、約900人のアルビサポーターが集結!

【サポーター】
「勝利を見に来た」

【サポーター】
「きょうが開幕なので、最後まで息切れしないように頑張って応援したい」

【サポーター】
「去年のメンバー+新戦力。さらに進化を積み上げてきたところを見たい」

新戦力の中では、いわきから移籍してきた宮本が唯一スタメンに名を連ね、去年、白星を挙げることができなかったサガン鳥栖との対戦に臨みました。

試合は開始直後に動きます。かつて、アルビに在籍していた鳥栖の福田がクリアボールを拾いシュートを放つと、舞行龍にあたったボールがゴールへ吸い込まれます。

その後も、先制した勢いそのままに、強力なフォワード陣を中心にゴールに迫る鳥栖。

一方のアルビは自陣でボールを回しながらチャンスを伺いますが、なかなか敵陣に切り込むことができません。

【アルビ 新井直人 選手】
「風も思った以上に強かったし、ピッチコンディションもあまりボールが走らない、なおかつスムーズに転がらないという状況だった」

【アルビ 宮本英治 選手】
「守りもコンパクトでかたかったし、なかなか攻めどころを見つけられなくて」

それでも選手同士の距離感を改善して攻撃にリズムが生まれると、右サイドを突破した松田のパスに鈴木が合わせるなど、徐々に相手ゴールに迫ります。

そして、結果をもたらしたのはキャンプで強化してきたプレーでした。

【アルビ 松橋力蔵 監督】
「前方にどう有益なエリアだったり、スペースだったり、そういうのができるか」

先発起用された宮本がディフェンスラインの背後にできたスペースを見逃さずパスを供給。これに反応した谷口がこの位置から豪快に右足を振り抜きます。

【アルビ 谷口海斗 選手】
「シュートチャンスが少なかったので、一本、思い切り振り抜こうと思っていた。うまく入ってくれてよかった」

昨シーズンに続く谷口の開幕ゴールでチームの嫌なムードを消し去ると、後半は立ち上がりから積極的にしかけます。

【アルビ 新井直人 選手】
「谷口選手のゴールで勇気づけられたというか、後半やってやろうという部分は出た。あの1点が僕たちに勇気を与えてくれた」

そして、後半9分、コーナーキックの場面で小見の放ったボールをニアに走りこんだ鈴木が頭で後ろにそらし、最後は新井。デザインされたセットプレーで逆転に成功します。

ホームで負けられない鳥栖も猛攻を仕掛けてきますが、小島のビッグセーブや選手全員の体を張った守備で1点のリードを守り切ったアルビ。

開幕戦を白星で飾り、てっぺんを目指すシーズンの好スタートを切りました。

【アルビ 松橋力蔵 監督】
「鳥栖の地に、本当に多くの新潟のファンの方が足を運んでくださって、その後押しを受けて、しっかり勝ち点3を届けることができたことは非常にうれしく思っている」

【アルビ 谷口海斗 選手】
「まずはしっかりと勝ちを噛みしめて、またすぐ来週に試合があるので、そこに向けていい準備ができたら」

そして、J1デビュー戦でさっそくアシストという結果を出してみせた宮本選手。

【アルビ 宮本英治 選手】
「運動量だったり、ボールを奪うというところの局面だったりは自信になった。たくさんのサポーターと一緒に勝ちを分かち合えるというのは、サッカーをやっていて最高の瞬間なので、そういう瞬間を一回でも多く、みんなと共有できるように頑張りたい」

次節は3月2日、アウェーでガンバ大阪と対戦します。最終更新日:Mon, 26 Feb 2024 18:41:50 +0900