
新潟県警察学校で1月24日、卒業式が行われ、10カ月間の厳しい訓練を受けた新人警察官49人が県民の安全を守るべく新たな一歩を踏み出しました。
新潟市西区の県警察学校で行われた卒業式。
出席したのは去年4月から10カ月間に渡って警察官としての基礎的な知識や技能を学んだ18歳から34歳までの初任科生49人です。
式では警察学校での成績優秀者に贈られる『学校長賞』の表彰が行われ、卒業生の新津谷悠巡査が賞状を受け取っていました。
凛々しい表情の新津谷巡査ですが警察学校に入学したばかりの去年6月には…
【新津谷悠 巡査(去年6月)】
「誘導に従って車を止めていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
事故の発生を想定し自動車を誘導する訓練では、ぎこちなさも見られていました。
【新津谷悠 巡査】
「自分たちで動いて連携を取るとなると、急いでいる人もいるので、そういうところも考慮しながら、誘導をかけたりするところがとても難しいと思った」
警察業務の難しさを身に染みて感じていたようですが、苦労を乗り超え、この日を迎えられた裏には仲間の存在があるといいます。
【新津谷悠 巡査】
「同期たちと信じあって、ここまでつらいことも楽しいこともたくさんあったが、仲間とともに頑張ってやって来られて、本当によかった」
仲間への思いは卒業生代表の答辞でも…
【本間律美 巡査】
「同期とともに励まし合い、時には律しあいながら過ごした10カ月は、かけがえのない人生経験となり、これからの警察官人生の礎となる強固な絆を結ぶこととなった」
10カ月間の厳しい訓練の中で仲間との絆を深めながら、警察官としての基礎を身につけた卒業生たち。
【新津谷悠 巡査】
「犯罪の被害に遭った方々に、少しでも不安を和らげられるような、そんな優しい警察官になれるよう、これから一生懸命頑張る」
卒業生は1月24日付で県内27の警察署に配属され、警察官としての新たな一歩を踏み出します。
最終更新日:Fri, 24 Jan 2025 18:42:53 +0900