柏崎刈羽原発7号機で再び衛星電話の不具合 去年11月から4回目の保安規定逸脱で追加検査の可能性も【新潟】

東京電力は柏崎刈羽原発7号機の衛星電話で不具合が発生したと発表しました。衛星電話の不具合が相次いでいて原子力規制庁が今後、追加検査を行うか検討することになります。

東京電力は柏崎刈羽原発7号機の衛星電話で不具合が発生したと発表しました。衛星電話の不具合が相次いでいて原子力規制庁が今後、追加検査を行うか検討することになります。

不具合が確認されたのは柏崎刈羽原発7号機の中央制御室に設置してある衛生電話です。

東京電力によりますと、中央制御室の衛生電話の増設工事を行い接続テストをしていたところ新規の端末と既存の端末がともに通話できない状態になったということです。

7号機の運用ルールを定めた保安規定では中央制御室の衛生電話1台が動作可能であることとされているため今回の不具合は保安規定から逸脱したことになります。7号機の緊急時対策所でも去年11月から衛星電話の不具合が相次いでいました。
そのため稲垣武之所長は・・・

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「事案を踏まえて設備の増設工事を実施しているところになります。」

今回の不具合は対策のための増設工事で発生していますが、保安規定の逸脱はこれで4回目。

原子力規制庁はこの保安規定からの逸脱が4回に達すると追加検査が必要になるとしていて今後、実施について検討されることになります。

最終更新日:Sat, 01 Feb 2025 12:16:12 +0900