
中東情勢の悪化で石油製品のナフサが不足する中、ナフサを原料とする容器の納品が止まることとなり、菓子店にも影響が出ています。
先日発表されたポテトチップスのパッケージの“カラー”から“白黒”への変更。印刷インクなどの調達が不安定になっているための措置で、5月25日出荷分から順次変更されるということです。
その背景にあるのが、中東情勢の悪化による石油製品であるナフサの不足です。
【齋藤正昂アナウンサー】
「緊迫化する中東情勢は街のお菓子屋さんにも影響を及ぼし始めています。ショーケースの中、お菓子が並ばなくなるかもしれません」
新潟県村上市にある菓子店『パティスリーマルヤ』。
ジャージー牛乳や卵の黄身のみを使う素材にこだわった『王様のプリン』が看板商品の1つですが…
【パティスリーマルヤ 遠山浩司さん】
「入れ物を確保しようと思って発注したら『ダメ』と。『もう在庫がない。工場に材料が入ってこないので新しいものが作れない』と言われた」
ナフサが使われているプラスチック容器の納品がストップ。
ほかのメーカーにも問い合わせましたが、新規の発注を受け付けていないということで苦肉の策で“瓶”に変更することに。
ただ、1つあたりのコストは60円上がるといいます。
【パティスリーマルヤ 遠山浩司さん】
「60円は上げられない。厳しい」
価格に転嫁できないという考えの裏には、これまでも原材料費の高騰の影響で商品の値上げが続いてきた経緯がありました。
【パティスリーマルヤ 遠山浩司さん】
「ショーケースの目の前で『高いな』と思っているなと。顔を見ていて分かるので、これ以上無理しても…というところ」
そんな中、飛び込んできた容器の供給不足。ほかのフィルムや皿などもいつ在庫がなくなるか分からない状況にあり、店側も不安を隠せません。
【パティスリーマルヤ 遠山浩司さん】
「材料はあるのに、そして需要はあるのに供給はできない。入れ物がないので出せないというのが一番苦しい」
さらに、これからの時期に欠かせない保冷剤の確保も困難な状況にあるといいます。
【パティスリーマルヤ 遠山浩司さん】
「うちは無料にしているが、これから有料になるかもしれない。保冷バッグと皆さんの家の冷蔵庫に保冷剤があると思うので活用していただけるとありがたい」
先行きの見通せない状況が続く中、手探りの対応が取られています。
最終更新日:Wed, 20 May 2026 05:00:00 +0900



