

近年、全国の自治体でその取り扱いについて注意が呼びかけられている外来植物『ナガミヒナゲシ』。一株に数千もの種があり、繁殖力が強く、専門家は「駆除の仕方にも注意点がある」と話す。
■外来植物・ナガミヒナゲシ「広がりやすい」

ポピーにも似たオレンジ色で4枚の花びらを持ち、高さは50cm程の外来植物『ナガミヒナゲシ』。
外来植物に詳しい自由学園・環境文化創造センターの吉川慎平教授は、その繁殖力の強さを指摘する。
「1960年代に東京の辺りに持ち込まれた。その辺りから恐らく広がってきたのではないか。いま全国に拡大していると言われている。非常に繁殖力が強く、花をたくさんつけるが、一株当たり千から数千レベルで種が含まれている。それを非常に散布するので広がりやすいと言われている」
周囲にまかれた種は靴の裏やタイヤに付着することで道沿いに広がっていくという。
■全国の自治体が注意喚起「かぶれる恐れある」

吉川教授の調査では、このナガミヒナゲシに関して注意喚起をしている自治体の数は年々増加していて、2025年は新潟市を含む182の自治体がHPに掲載。
新潟市を含む多くの自治体で「素手で触るとかぶれる恐れがある」と記載している。

新潟市中央区の中心市街地となる万代エリアにもナガミヒナゲシが見受けられた。
道行く人に話を聞くと、「脇道に咲いているのを見たことがある」と答えたが、その名称については知らず…。
また、ポピーだと思う女性も。
「子どもがいると、きれいだから取ってみようかなと思うかも知れない。注意喚起は必要だと思う」と話した。
■駆除する際の注意点「種をこぼさないで」

ただ、吉川教授は駆除の仕方にも気をつけてほしいと話す。
「根元から抜き取っていただいたら、種をこぼさないようにビニール袋などに入れて密閉して自治体の指示に従って可燃ごみ等で処分するのが適切かなと思う」
一見きれいな花をつけるナガミヒナゲシ。
しかし、その繁殖力の高さから在来植物に影響を及ぼすことも懸念されていて、注意が必要な存在だ。
最終更新日:Fri, 22 May 2026 05:00:00 +0900




