
路線バスの運行が減る中、高齢者の移動を支えようとAIを活用した予約制乗り合いタクシーの運行が新潟県柏崎市で広がっています。
柏崎市の南鯖石コミュニティセンター。10月9日午後、地元の住民3人がタクシーに乗り込み、買い物に向かいました。
JR安田駅でいったん降りて乗り換えると、到着したのはコミュニティセンターから約11km離れたスーパー。
運賃は1人1000円でした。
【南鯖石地区の住民】
「ありがたいばかり。元気なうちにこういうのを利用していかないと、(車に)乗れなくなってから使おうなんていっても絶対使えないので」
これは柏崎市が導入した予約制乗り合いタクシー『あいくる』です。
市内の路線バスの運行本数はこの10年で半減していて、高齢者を中心に買い物や通院などの移動手段の確保が課題となっていました。
そこで柏崎市は2023年、市の中心部であいくるの運行をスタートし、その後、郊外地域へと運行エリアを拡大しました。
あいくるでは30分前までに予約するとAIが予約を整理し、効率的な運行ルートを作成。
利用者は市内に約760箇所ある乗降ポイントで自由に乗り降りできます。
【柏崎市企画政策課 千野裕之 課長補佐】
「今回の実証運行では、地区内の移動に加え、既存の公共交通への乗り継ぎや地区外への移動など、南鯖石地区の生活にあった交通のあり方を検証していく」
南鯖石地区では来年3月まで実証運行を実施します。
【南鯖石地区の住民】
「よく長野とか群馬に行くので、電車に乗る。(電車の)時間に合わせて呼ぶこともできるということですよね」
【南鯖石地区の住民】
「生活の質がよくなる」
あいくるの利用者は1日平均約140人。
市内中心部では予約が取りづらい一方、郊外地域では利用者の伸び悩みが課題となっていて、柏崎市は運行体制の整備や利用方法などのPRに努める方針です。
最終更新日:Mon, 12 Oct 2026 10:00:00 +0900



